私たちにしかできないこと・・・それは原爆の実相を伝えることです
私たちが体験した原爆の悲惨さを皆様に伝えることで、戦争の愚かさを感じてほしい。
そして、核兵器の無い平和な世の中を作って行こう!という思いの輪を広げてゆくことが私たちの使命だと考えています。
堺原爆被害者の会では毎年7月に「堺原爆展」を開催しています。
堺原爆展
堺原爆展では来場してくださった皆さんに原爆被害の実相を伝え平和の大切さを再確認していただくための様々な資料を展示いたします。
また、様々な視聴覚資料や実際に私たちが体験した事をお話しして原爆被害の実相をお伝えしています。
被爆者が語る原爆の恐ろしさ、悲惨さを肌で感じていただき、こんな悲劇を2度と繰り返してはいけない!という強い気持ちを後世に伝わることを願っています。
そして、来場いただいた皆様に平和の祈りを込めて折鶴を折っていただいたり、メッセージを書いていただきます。
ここで集まった堺市民の平和の想いを、原爆の日に向けて広島と長崎に届けます。
メッセージボード
原爆展でメッセージは長崎の原爆資料館にて展示されます。
折鶴
広島…原爆の子の像の折り鶴スペース
長崎…爆心地公園
にそれぞれ捧げます。
広島研修で再確認
被爆70年となった平成27年に、被爆者とその二世が合同で広島に行き「被爆の実相を再認識しよう」という研修を実施しました。
そこで私たちにガイドをしてくださったのが若いボランティアガイドさん。
年齢は20歳代の男性で広島ではなく新潟出身の方でした。
当然、被爆者ではありませんし、年齢から考えるとご両親も戦争体験者ではないと思われます。
その彼が核兵器の恐ろしさと平和の大切さを人々に伝えたい!と新潟から広島へ引っ越し、そして仕事を探し、休日にボランティアをされているのです。
平和に対する強い志が彼を突き動かしてる!
そう感じた時、私達被爆者とその二世は何をすべきなのか。という使命を再確認しました。
彼から『被爆者が語らねば誰が語るのか!!』と教えられたのです。
私たちが体験した事を一人でも多くの人に伝える!
それが、わたし達の使命なのです。